ゼロタイム

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「自分の価値を決めるのは自分自身だって事!」 にかっと笑ったその顔がやけに眩しい。 手を離し、少し前へと移動する。 「頑張ってよね、同じ女じゃんっ。女は強いんだってお母さん言ってた!」 アハハ、と笑う。 「じゃね、瑠宇ちゃんっ」 ばいば~いっと手を振り、走りだす。 前へ、前へと。
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