絡まる想い

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* * * 「なんでみちるはいね~の?」 「……さぁ」 恵子が私のとこに来て開口一番に言う。 げんなりする。そんなの私が聞きたいっつ~の。 「みちるいね~じゃん!あいつ!!昨日の今日で来ねぇとかねーだろが!?」 「落ち着けよ…てか声がでかい」 「あ、わり」 素直でいい。私が恵子の好きなとこだ。 自分が悪いと思ったらすぐ謝る。 ただしキレるのも早く感情の波はでかかった。 まぁみちるとそっくりだ。 恵子は私の前の席に座ると足を組み、私の机に身を乗り出す。 「なぁ、連絡は?沙代した?てかあいつから来たの?」
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