2008年6月

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突き放したのはいいけど… 解らせる為なんだけど… ちゃんと夕飯食べてんのかとか ちゃんとバイト行ってんのかとか 心配だった。 でもここで手を差し伸べる訳にはいかない 涼にアタシの存在を思い知らせなきゃ。 人は失って初めて気付くような 愚かな生き物だから そんな事を涼に想っていた。 1年後、アタシ自身が愚かだと気付かされるとは、この頃は全く想ってなかった…。 そして運命なのか偶然なのか アタシは奴に出会ってしまう。
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