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ｼﾞｭｰﾝﾌﾞﾗｲﾄﾞ。
6月の大安の土曜日。
高校時代の親友の結婚式に招待されていたｱﾀｼは友達と結婚式場に向かった。
涼とは距離をまだ置いていたのでﾍﾟｱﾘﾝｸﾞはあの喧嘩の日から外していた。
新婦の歩香と新郎の哲也とは同じ高校の同級生のため、結婚式場は軽い同窓会してるみたいな顔ぶれで賑わっていた。
感動的な結婚式が終わり、二次会へ出席。
すると、会場には哲也の野球部時代の後輩達で溢れ返っていた。
さすが野球部元主将哲也だなっなんて思いながら二次会に参加していた。
歩香と話しながら、食べながら、飲みながら過ごしていたその時。
「あれ…？亜紀さんですよね？」
一人の男の子がｱﾀｼに声をかけてきた。
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