プロローグ

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もう何時間も走っていたせいか 体力の限界もあり、女は立ち上がることが出来なかった。 じりじりと女に詰め寄る男たち。 男たちの目的は、女の腹の中にあった。 女の腹には赤子が宿っているのだ。 転けたとき、とっさに腹を庇ったため 赤子はまだ女の腹の中で元気だった。 「………渡さないわ…。」
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