キミが、僕を狂わせた

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「…っ…マルク…」 「君がいけないのサ!!ボクを惑わせるから… そのくせに口を開けばメタナイトの事ばっかり。 だから壊したくなったのサ。」 マルクの刄がカービィに直撃した。 既にあちこち傷があり、カービィは血に染まる。 「もう良いんじゃない?そこまでボロボロになってまでボクに反抗しなくてもいいのサ。大人しくボクのモノになれば良いのサ!さもなくば…」 本当にボクは君を殺してしまうかもよ? 「悪いけど…僕はまだ死に切れないよ。…メタナイトと…絶対帰ってくるって…約束したんだもの…」 「もう二度とその名前を口に出すなっ!!」 マルクはカービィに無数の矢を放つ。疲労しているカービィにはそれをよけ切ることが出来ずに、全て直撃して力無く倒れた。 辺りには赤色の水溜まりが出来ていた。 もはや、カービィに動く力は無かった。 返り血を浴びて真っ赤になったマルクは妖しく笑う。 最後の仕上げ… これで、キミは、永遠にボクのもの――… 作り出された深い深い闇の中に傷ついた身体は吸い込まれていった。朦朧とする意識の中でカービィは呟く。 ――…ごめんね…メタ…。約束、守れそうに無いや。君の事…大好きだよ… fin
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