障害物

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「うッわ、あの婆さんめ」 黒頭巾ちゃん、そういう言い方はよくないですよ。 言い直しを求めます。 「…うッわ、あのおばあちゃんめ」 …まぁいいでしょう。 で、何があったか説明してください?? 「それは君の仕事でしょう??」 確かに。 渡り終えた黒頭巾ちゃんは目を剥きました。 おばあさんの家があった場所にはもう家はありませんでした。 「まだまだ元気だな…」 代わりにあったのは扉でした。 (地面に扉がついている状態です。) その扉を開けると、下に向かって階段が伸びていました。 「はぁ」 ため息を一つついて懐中電灯を取出し、階段を降り始めました。 (つまりドーナツ型の中心の部分の内部に谷底にむかって伸びるら旋上の階段が掘ってあったのです。)
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