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「こんなイイ天気の日はわざわざ遠くなんかにいかないで家にいたいなぁ。とりあえず昼頃までぐっすり寝てー布団とか大きなものの洗濯してー」
黒頭巾ちゃんはすでに叶わない夢に想いを馳せます。
「この道もっと整えてよね」
黒頭巾ちゃんが進む道は舗装されていなくて、時々砂利が顔まで飛んできます。
「痛ッ」
三回顔に当たった時、黒頭巾ちゃんはフードを取り、自転車の籠の中のバケット(お母さんはケーキやらなんやらをバケットにいれてくれました)から、黒いヘルメットを取り出しました。
被るとヘルメットはキラリと光って格好いいです。
そして黒頭巾ちゃんはフードだけとったのでマントの部分は風に煽られています。
遠めから見ればなんかのヒーローにも見えました。
近くで見れば黒いヘルメットを被って黒い頭巾を被ったピンクの自転車に乗っている変態にも見えました。
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