『ツンデレ』って照れ隠し?

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その日は雨が降っていたね。 僕が何時もの道を歩いていたら君を見つけたんだ。 『あなたも一人なの?』 『にゃ~』 『そお……私も一人なの。誰も本当の私を見てくれないのよ』 『にゃ~お』 『慰めてくれるの?………ありがとう、あなただけよ』 たまたま僕は見つけてしまった。 そんな感じだった。 こんな悲しい会話聞いたら、僕はほうっておけないよ。 だからあの時初めて君に声をかけたんだ、 『その子だけじゃないさ。僕も本当のきみを見つけたよ』 君は凄いビックリしてたね、持っていた赤い傘まで落としちゃって。 『あなた……確か同じクラスよね?』 『そおだよ』 『気安く話しかけないでよ』 『悲しそうだったからつい』 『悲しくなんかないわよ!私は……このアールグレイ三世とお話してただけよ!』 『猫に紅茶の名前って凄いなぁ』 『良いじゃない!私のかってよ!…それより………』 『なに?』 『その……この事黙ってなさいよ!』 『この事って?』 『私が猫と話てた事よ!!』 君は顔を真っ赤にして怒鳴ったら下をむいてしまったね。 『わかった黙ってるよ。その代わりじゃないけど………今度は猫じゃなくて僕に話してよ、アールグレイ君よりは話が続くと思うよ』 僕がそう言うと君はキョトンとした顔をしたね。 でもすぐに君は照れながら叫んだっけ。 『あなた何様のつもりよ!!…私のアールグレイをバカにしないでよね!……まぁあたながそれでいいなら聞かせてあげるわよ……私の…話』
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