431人が本棚に入れています
本棚に追加
/381ページ
「母上!!
良かった…!!!」
私は目に涙をためていた
「母上!ごめんなさいッ私の、せいで!!」
「………美…つきは…大丈…夫…?」
眉を八の字にして聞く母上に私は
「私は大丈夫!」
…ッ血が止まらない…!
全身の血が引いた感じがした
「よかっ、た……
あなただけでも…無、事で…」
母は目を細め私を見た
とても嬉しそうに笑う母
それは私の涙腺を刺激した
「……母上……」
私の目から留めなく溢れてくる雫
「………お願い…を聞いて…」
母上が私を見上げ言ってきた
.
最初のコメントを投稿しよう!