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静かに目をとじてすぐ
彼の唇が
私の唇に触れるのが分かった
彼が好きでたまらなかった
私から顔を離すと
彼は私の頭をなでて
また並んで歩き出した
なんとなく公園を振り返った
胸がドキドキした
彼の名前を呼んでみた
『ん?』
彼が前を向いたまま答える
『呼んだだけ』
私たちって
バカップルなのかなぁ
そんなことを
思いながら
傘を持つ彼に
ちょっと近づいた
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