第一章

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  小さいころの私は 父が大好きだった 家族で買い物に行くときは 必ず 父と手をつないで 欲しいものがあると 父にねだった そんな父は 私が 小学校に上がってすぐに 事故で死んだ 私は 母と二人ぼっちになった 母はそのうち仕事を始めた そのうち 父が死んだ悲しみから 無口になっていった 母はいつも 夜中に帰ってくるようになり 私はいつも1人だった 父が恋しかった  
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