序章~日常~

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「なぁお前等、進路決めた?」 いきなり友達がそんなことを言い出す。 俺は戌山 健司(いぬやま けんじ)そこにいる二人は俺と同じクラスの半田 亮介(はんだ りょうすけ)と神谷 智昭(かみや ともあき) 三人で一つのチームみたいな程、仲が良い 「俺は機械系統の学部だな。亮介は?」 神谷智昭、彼は俺らより頭がよく俺ら二人からみたら小さな先生みたいなやつだ 「俺は文学。お前は?」 亮介は何でも直感的に行動するまっすぐなやつ。でも俺と同じで勉強は嫌いらしい そして俺に聞いてくる。俺は勿論、 「そりゃあ、獣医系統!」 「えぇ~!?健司お前!、そんな夢持ってたのか!?」 「えっ、可笑しい?」 「いや、可笑しくはねぇけどさ……俺、動物ってあまり好きじゃねぇんだけどな」 「俺も…嫌いって訳じゃないけどさ…なんつぅか…苦手…?」 「えぇ~、可愛いのに…」 そう、俺は動物が好きなんだ。犬や猫、それから猛獣も。格好良くて可愛いんだよなぁ…何で二人はこの魅力に気付かないのかなぁ・・・・
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