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────と、嵐のようなブーイングが起こった。てゆーか怒った?
「ふ、ふざけんじゃねぇYO、この野朗!!俺、ちょっと感激してたんだぞ!?」
「そうだ、ふざけんなゴラァ!!」
「土下座して詫びろこのクソ野朗!!」
「死ね神崎!!」
え?なにこれ?何でこんなに非難されなきゃなんねーの?
意味わかんね。兵法だよ?
「ぶっはっはははは!!やるじゃないかい、茶色いの。さいこーだね、あんた!一本とられたよ。ぶぁっはははは!!」
腹を抱えて大爆笑しながら黒人が気絶したフワフワに歩み寄る。
「で?」
それから意味深な視線を俺に送ってきた。
あー、あー。全部お見通しですよこの人。
これじゃ出来レースと大差ねぇし。
しょーがねー、と苦笑して俺は黒人、如いては会場全体にある魔法の言葉を放つ。
怒りを鎮める魔法の言葉だ。
「降参っでーす。俺の負け」
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