4038人が本棚に入れています
本棚に追加
「いやー、いーじゃねーの、眼鏡!まさかテメーまで武術の心得があるとはなー」
肩に付着した土をはらって先輩は、笑いながらもその瞳に火を灯す。
盛り上がってるところすみませんが、本当にただの勘違いです。
「よーやくおもしろくなってきた」
それは、真剣な眼差し。
《花鳥風月》の、リーダーとしての、眼差し。
この人は怖い。
色々な意味で尊敬できるのと同時に底が計り知れない器の大きさがある。
だからこそ、
「貴方を倒して、僕もその高みに登らさせてもらいます」
宣言。
刹那の間も置かずに追撃の拳を握る。
───が、
「だから、あめーんだって」
ゴッッッ!!!
顎に鋭い攻撃が刺さった。
!? ??!?
最初のコメントを投稿しよう!