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「で、ぶっちゃけ《陰陽師》ってなによ?」
「………超能力の起源。おそらく、最古の超能力。いや、ちげぇな。そもそもあれは超能力っつーか魔法に近い」
(ハハッ、《魔法》ねぇ……)
「分かりやすく言うと、陰陽師の派生系が超能力だ。つまり、古代の超能力だな」
「いやいや全然わかんねーから。なに、自慢気に喚いてんの?バカですかあんた?」
「テメェ、怪我人だからって俺様が情けをかけると楽しい勘違いしてんのか?」
「誰があんたなんかにかけるかよ」
「俺様がテメェにかけるっつってんだ、ボケェェェ!!」
「あ、かけてくれんの、情け?さんきゅっぱ」
(口車に乗せられた!!)
「チッ、ふざけた野郎だ……」
「結局っつーのは、道具を媒介に、不特定多数の効力を、ある特定の動作で発動させる能力だろ?
超能力よりも限定された条件を満たすときのみに使える………みたいな?」
「分かってたのに聞いたのかテメェは?」
「いや、適当に言ってみただけだ」
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