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高校三年の春。窓を5㌢開けて寝たのがいけなかった。5㌢開けて寝ると、必ずと言っていいほど、金縛りにあったので、気をつけてたんですが…
その日は忘れて。中途半端に窓開けたまま寝てしまいました。
明け方4時くらいの事です。うつぶせに寝てたにもかかわらず、金縛りになったので(通常の金縛りは仰向けの状態が、なりやすいそうです)
僕は眼が覚めた瞬間。体が重く動かない事に気付きました。
(おいおいマジかよ…かんべんしてよ…)
と、思いつつ。金縛りが解けるのをじっと待ってたら。
背中が急に重くなり。あきらかに誰かが背中にのっかってきて。こともあろうに、耳元で、オッサンの息使いで。
『ハァ…ハァ…ハァ…ハァ』と生暖かいくっさい息がかかるような感じで、声が聞こえ。
次の瞬間ズボンはいてたんですが、お尻を触られ、さらにお尻に、(もちろん、霊なので入れられてはいません)が、ズン!ズン!!と、腰を振ってやがるんです!
俺は(いやだーーーオッサンにヤラレるなんていやだーーー!!)と、心の中で叫び。なんとか、必死で右手の指を動かし、手探りでMDプレーヤーのリモコンをめちゃめちゃに押して(たのむ鳴ってくれーー!)と願ったのが届いたのか。
少し大きめの音楽が流れ。その瞬間、金縛りは解けました。
僕は直ぐさま起き上がり!『出てけおら!おれは男だ!!』
と、見えないヤツに対し怒鳴り。部屋の電気をつけ、窓を全開にしました。
途端、何かは出て行ったらしく。何の気配もない。静かな部屋に戻りました。
すぐさま、シャワーを浴びて、まだ身体中に残る、キモチ悪い感触を洗い流し。
外が明るくなってから、眠りにつきました。
男の…しかもオッサンの霊に女に間違われたのか、それともゲイだったのか…襲われたのは、今までそれ一回きりでしたが。本当に最悪な記憶になりました。
あー…載せてて思い出した…うげ…キモ…。
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