金縛り

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僕の親友…というか悪友ですが、A君の家は小高い丘の上にありました。 なんでも沖縄の戦後その周辺は元々墓地だったそうです。 それを言えば沖縄本土全てが墓地のようなものだと思うのですが。まあ、それは置いといて。 2階建ての家で、1階にはA君と精神的な病を持つA君の叔父が。2階にはA君の兄、姉二人、母、父、犬(笑)が住んでました。一階は元々ガレージや倉庫だったのをリフォームしてるので、結構物がごちゃごちゃしてる感じでした。 そんなちょっとごちゃごちゃした感じが、秘密基地っぽくて、小学生の頃から彼の部屋によく遊びに行ってました。 そして、その日。 僕は高校三年生。夏休みが終わり、二学期が始まったばかりで、さっそく学校をサボりA君のとこに、朝から家を出て、そのまま行った時の話です。 部屋には学生服に着替えた彼がいました。 俺「あれ?めずらし、今日がっこ行くの?」 A君「わりっ!最近学校行ってないのバレてさ、朝は親に車で学校まで連れてかれるようになってさ!マジごめん!一回目の休み時間に抜けて帰ってくるから待っててな!」 と急ぎ足で彼は出ていったので、 「ま、しゃーないか…」 と、A君の部屋で、A君のベッドに横になり、時計を見たら8時前だったので、とりあえず寝るか…と、眠りに落ちました。
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