No.02…双子

2/7
前へ
/22ページ
次へ
『……(此処どこですかー!?)』 目を開ければに真っ白い空間。 「あぁ、目が覚めたの?」 声がした方に振り向けば金髪蒼眼な超っ絶美女がいました。 『お姉さん一体誰ー?!つかしつこいみたいだけど此処はどこですかー?!』 「私は時の女神。それでアンタをここに呼んだのはある世界に行って私の暇潰しになって欲しいから。」 『いきなりー!?』 「そ。で、要望はめんどいからアンタに《時空の魔術師》って言う称号をあげるわ。」 手っ取り早く言うと最強設定ね。 と、笑いながら言う女神サマに魁は目を見開いた。 『ちょっ、ちょっと待って!!僕がいた世界は!?どうなったの?!』 「アンタがいた世界は、アンタが生きてると事実はないわ。」 真面目な顔で話す女神サマ。 『じゃあ、やっぱりあの事故で……』 「そ。アンタは車とぶつかってそうとうスプラッタな感じになってるわよー」 内臓破裂の上にあらゆるものが飛び出してぐちゃぐちゃ、原形なんて留めてないわ。 にこやかに話す女神サマに魁は悪寒を覚えた。 「みる?」 『結構!!!』 「そ?じゃあそーゆー訳で落とすわよ。」 『え、ちょ』 「いきまーす!」 ドンッ!! 突然魁がいた所に穴が空いた。 『んなー!?』 ──僕が行く世界って何処ー!?─ 叫びながら穴に落ちていく魁。 「…さぁ私を楽しませてね、魁ちゃん。」 クスクスと笑う女神サマ。 本名*如月 漆世(キサラギナナセ) 魁が物心つく前に亡くなった、魁の母親。
/22ページ

最初のコメントを投稿しよう!

424人が本棚に入れています
本棚に追加