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滝音;「…」 「松山くん…?」 突然呼ばれた勢いで振り向いた 風が滑るように吹いていって、まだ暑い沖縄の空気を巻き込んでいった。 滝音;「貴方は…?」 まだ少し若いその女性は、 笑優学園 学園長・三千風 明美 ミチカゼ アケミ だった。 明美;「少年院の方から話は訊いています。総て…」 「…辛かったでしょう?」 滝音は俯いた 「…はい…」 「なんくるないさぁ」 白地に黒の2本ラインで白いスカーフ。白津白波高等学校特有のセーラー服の女子が来た。 明美の娘・美来 ミライ だ。 美来;「私、三千風美来って言うたい!よろしくよっ!」 美来の元気の良さに目を丸くして黙る滝音😅
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