出会い

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私、菅野唯。   桜が咲く四月。 今日から高校生だ。         「あ~!唯の制服めっちゃかわいい!!やっぱり制服はネクタイの方がかわいいかも~」   そう言いながら自分の制服のリボンを触っているのは、私の双子の妹の舞だ。             「舞の制服なんてリボンじゃん。スカートはチェックで、そっちのがかわいいよ」         「へへっ」   私が、そういうと舞は嬉しそうにはにかんだ。      私と舞は双子なんだけど、私は舞の事が可愛くってしかたない。   髪型も、舞は落ちついた茶髪で髪の毛を巻いてて可愛らしい。   スキな食べ物だって甘いもの。 スキな色はピンクだなんて、モロ女の子って感じじゃない?   性格は、ちょっとサバサバしてるとこはあるけど… 仕草とか、かわいいんだよ!   ・・・っと。 同じ顔なのにこうも違うと何か悲しくなってきたから、これ以上は言わないでおこう。         双子だからといって、そんなに似ているものではない。   似てるようで、似てないからかな? 私は、舞の事がだいすきなの。   好みも違った私たちは、すきな男の子のタイプだってかさなった事はなかった。         いままでは…。
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