2283人が本棚に入れています
本棚に追加
私、菅野唯。
桜が咲く四月。
今日から高校生だ。
「あ~!唯の制服めっちゃかわいい!!やっぱり制服はネクタイの方がかわいいかも~」
そう言いながら自分の制服のリボンを触っているのは、私の双子の妹の舞だ。
「舞の制服なんてリボンじゃん。スカートはチェックで、そっちのがかわいいよ」
「へへっ」
私が、そういうと舞は嬉しそうにはにかんだ。
私と舞は双子なんだけど、私は舞の事が可愛くってしかたない。
髪型も、舞は落ちついた茶髪で髪の毛を巻いてて可愛らしい。
スキな食べ物だって甘いもの。
スキな色はピンクだなんて、モロ女の子って感じじゃない?
性格は、ちょっとサバサバしてるとこはあるけど…
仕草とか、かわいいんだよ!
・・・っと。
同じ顔なのにこうも違うと何か悲しくなってきたから、これ以上は言わないでおこう。
双子だからといって、そんなに似ているものではない。
似てるようで、似てないからかな?
私は、舞の事がだいすきなの。
好みも違った私たちは、すきな男の子のタイプだってかさなった事はなかった。
いままでは…。
最初のコメントを投稿しよう!