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少し時間は流れて季節は夏。   七月になった。   もうすぐしたら、高校に入って初めての夏休みがやってくる。       七月になっても唯たち四人は学校でいつも一緒。それが当たり前だった。 もちろんたまには、他の友だちとも連んだりもするのだけれど。   この時私は何も変わらない、そんな関係がこのまま続いて行くんだろうって思ってた。     いつものように学校に通って放課後はバイト。 今日も同じ一日。 だけどそれが楽しかった。         今日のバイトは六時から。 学校が終わってからだと、バイトに行くまで少し時間がある。   そんな時私は帰りに本屋に行ったり、学校の友だちと時間を潰したりする。 でも今日は珍しく何もする事がなかった。     時間までショッピングとかしようかなって思ったりもしたけど、給料日前で財布の中も寂しいことになっていた。     だから少し早いけど、私はバイト先へと向かった。
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