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「うん。ちょっと市内に遊びに行くつもり」
「そうなんや~。じゃあ、俺らも市内行くつもりやけん、一緒に行かん?」
たまたま哲哉たちも、市内に遊びに行くようだ。
哲哉の誘いにより、私たち四人は一緒に市内に行くことにした。
「安藤くんって、たぶん唯ちゃんに気があると思うよ」
そのバスでの車内、小声で亜美が言ってきた。
哲哉と黒川くんは、少し離れた所に座っている。
だから、私たちの会話は聞こえていないはずだ。
「そんなんじゃないと思うなぁ~」
そんな事を言いつつも、私は哲哉の行動が気になったりした。
「でも黒川くんの方がカッコィィと思うな」
それから亜美はボソッと言った。
「へぇ~もしかして、気になるの?」
そう言って私は亜美の腕をツンツンとたたく。
「いやぁ、顔がって事よ。それに私、彼氏いるもーん」
亜美は他の学校に、中学の時から付き合ってる彼氏がいるらしい。
バスの中では、亜美の恋の話とか聞いた。
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