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話をしているとバスは駅前に到着した。
お昼ご飯を食べてない私たちは、お腹がすいたからマックに行くことにした。
何食べようかなぁ~三角チョコパイ食べたことないし、頼もうかなぁ~。
でもセットとこれ頼んだら食べ過ぎ??
うーん悩む。
こんな時すぐに決められない私は、優柔不断な性格していると思う。
「あれ?唯?」
ん?
聞き慣れた声がした。
思った通り振り向くと、双子の妹の舞がいた。
「あれ~!!こんな所で会うなんてびっくりだし」
毎日会うけど家以外の違う場所で会ったから、テンションが少しあがった。
舞は、私も知ってる中学からの友だちと来ていた。
「おーい。唯、遅いぞ」
舞と話をしていて遅かったせいか、哲哉が私を呼びにやってきた。
「…あっ!あれ?こっちが双子の妹ちゃん?」
舞に気づいた哲哉が話かける。
「…そうですけど…誰??」
哲哉の事を知らない舞は、自分の事を知ってる哲哉を不思議そうに眺めている。
「同じクラスで仲良くなった哲哉だよ」
「ふーん…そうなんだ…」
これが舞と哲哉が初めて出会った日だったんだ。
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