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2人で急いで部屋を出る。
エトワルが走る後を自分も走った。
やっとのことで最初に通った玄関ロビーのようなところへ出た。
しかしそこには兵士がもうたくさん集まっていた。
正直私にこの兵士たち全員をどうにかする実力はない。
兵士たちに囲まれる。
兵士「動くな!お前たちを逮捕する!」
ピーンチ!!
どうする自分、考えろ!
グォォ!!!
音のする方向を見るとフサフサの黄色毛の獣にまたがった女の人がいた。
獣は入口近くの兵士を飛び越えこちらへ来た。
女「エトワル遅いわよ!早く乗って!」
エトワルが獣にまたがる。
エトワル「おっと。忘れるところだった。」
エトワルが私の首にかかっていたネックレスをもぎ取る。
トロワ「あ!」
エトワル「トロワ、助かったよ。
じゃあ気をつけて帰んなよ。」
そういうと女とエトワルを乗せた獣は前の兵士を蹴散らし、逃げていった。
って!私!
どうやって逃げる!
何故に私も乗せていかない!?
私は完全にうまく利用されたようだ。
兵士たちの輪が小さくなってくる。
そうだ!
困った時は!
トロワ「セルヴィトゥール!」
私はセルヴィトゥールを呼んだ。
街の外に待たせてあるからすぐにくるだろう。
セルヴィトゥールは国会議事堂の壁を突き破り中へ入ってきた。
炎を吐き兵士たちの輪を崩す。
私はセルヴィトゥールに走り寄りまたがった。
それと同時にセルヴィトゥールが国会議事堂から出てすぐに飛び立った。
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