後悔

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私は家につくとすぐに自分の部屋に引きこもった。 ベッドの上でゴロゴロ転がり悔しさを爆発させた。 トロワ「ぬぉぉ!!」 ユイ「トロワうるさいぞ!」 部屋の外からユイの声がする。 私は無視して叫び続けた。 トロワ「ぬぉぉ!!」 ミイ「ちょっと、トロワどうかしたの? ユイと喧嘩したの?」 母さんが階段を上がって部屋の前までくる。 ユイ「してないよ。 トロワ帰って来てからずっとあぁなんだ。 母さんなんとかしてよ。」 母さんが部屋に入ってきた。 私は相変わらずベッドの上を転がりまわっている。 母さんが私を押さえつけて動きを止める。 ミイ「トロワ! 昨日いってた人となんかあったんでしょ? 転がってないで教えなさい!」 ユイも部屋へ入ってきた。 ユイ「昨日いってた人? 誰それ?」 私は2人に今日起こった出来事を話した。 ユイ「なにそれ!?完全に騙されてるじゃん!」 私はムスッとしていた。 ミイ「…… 我が娘になんて屈辱… その男次にあったら殺す。」 こわ… 母さんの怒りようを見て自分の怒りが少しおさまる。 トロワ「なんであんなことになったんだろ…」 ミイ「その盗まれたネックレスのことが気になるわね… あとトロワの戦闘力の低さには問題があるわ… 明日から特訓ね…」 特訓… 母さんの特訓はいつも厳しい… 私の魔法の指導はたいていヒマなホップか父の仕事だ。 でも2人とも私に甘いためいつもなあなあになっている。 私が魔法が苦手なのはそこにも原因があるだろう。 ミイ「ネックレスのことはホップに聞いてみましょう。 あとこのことは幸太郎には内緒よ。」 ユイ「分かってる。 ルーシーの時みたいに知ったら凄い怒るもんね。」
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