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「「「苺花様ー!!」」」
あーらら…
苺花ごめんね…
犠牲者になってくだサイ
あぁ…
転校生来るんだったっけ
双子…ねぇ
まぁ桃には関係ないけどね★
どーせ苺花の方に行くでしょ？
「お姉ちゃ～ん
散々な目にあったよぅ…」
グスッと鼻をすすりながら甘えてくるかわいい妹
やっぱりね…
「はいはい、お弁当持ってきてあげたんだから…
…それに転校生来るんでしょ？」
転校生と聞いた瞬間に機嫌がなおった
えへへ～とニコニコしながら
「そ～なの～
私達と同じ双子なんだよぉー♪」
ま、かっこよかったら良いけどね…
ｷｰﾝｺｰﾝｶｰﾝｺｰﾝ
「席に着いてー
今日はイケメン転校生を紹介するよー」
担任の先生の宮崎知紗<ﾐﾔｻﾞｷﾁｻ>先生
愛称ちぃちゃん
てかもろイケメンって言ってるし…
「お姉ちゃんっ
イケメンだって!」
…だから？って感じなんだけど…
「そうだね
よかったね、苺花」
頭をナデナデしてあげた
「よし、藤咲双子 入ってきてー」
「「はい」」
ｷｬｰ!!
クラスの一部以外の女子の黄色い声が教室中に響いた
…ただ桃花だけは違うことを言っていた
「うっさ…
どうせ顔だけだろ…」
もちろん桃花。うざそうな顔をして藤咲双子を見ていた
先生の「静かにしろー」と言う声も聞こえないくらいざわざわしていた
男子も唖然としていた
ﾊﾞﾝｯ!
「…ちょっと
うるさいんですけど？
静かにしてくれます？
女子のみなさん？」
ｼｰﾝ
見事にクラスが静かになった
「…先生
続きどうぞ」
「あ、あぁ…
じゃあ自己紹介を…」
「はい
俺は藤咲湊<ﾌｼﾞｻｷﾐﾅﾄ>です
双子の兄でーす
みんなよろしくー」
ボーッと転校生をみていたら兄の方と目があった
若干女子がざわざわしている
ま、いっか
「俺は双子の弟の
藤咲要<ﾌｼﾞｻｷｶﾅﾒ>です
みんなよろしく」
今度は弟と目があった
そんなにさっきので目立ったのか…？
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