三話

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…あ 一樹が怯えてる 「…ごめんね? お姉ちゃんちょっと出かけてくるからいいこにしてるんだよ?」 泣きそうな顔で一樹は 「…またももたん… 血だらけで帰って…来るの?」 あ… 「うーん… そうかもね? だから一樹は桃が無事に帰ってこれるように祈っててね? じゃあ友達助けてくるから…」 桃は颯爽と駆けていった 「ちったぁ俺等頼れよな…」 風の呟きも聞かずに。
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