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「だ~れだ?」
俺は不意に目隠しをされた。
でも、この声は誰だかわかる。
「くだらない事するな」
「さて、私は誰でしょう?」
俺は静かに息を吐き出した。
「マネージャー」
「おしい!私の名前は?」
「飯田麻結」
「あったり~」
俺の視界が元の明るいグランドへと戻る。
麻結は、静かに俺の隣に座った。
しばらく俺達は何か話すわけでもなく、ただグランドを眺めていた。
しかし沈黙を破ったのは麻結だった。
「五十嵐君、何してるの?」
「別に・・・」
「あっそ、聞かなくても何考えてるかなんとなくわかるけどね」
少し機嫌が悪くなったのか、ぶっきらぼうに麻結は言ってきた。
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