朋哉の想い

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「どうした、黙り込んで」 「あ、すみません。考え事してました」 「はっはっは、五十嵐君の事か?」 「いえ、拓馬の事じゃありません」 「なら、両親の事か?」 俺は睨み付けるように、院長を見た。 「ふっ、私は何もしてないよ」 「・・・・・・」 俺は何も言わずに院長から、目を逸らした。 この院長の人を見下した表情。 俺が初めて会った時と変わらない。 ムカつく 腹ただしい ・・・殺意が沸いてくる。
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