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第1章②
ろいと翔は森をどんどん進み森の中央辺りまできた。
翔『ロイさんちょっと休憩しましょうよ。』
翔はそう言うと近くにある樹にもたれかかり座った。
ロイ『そうだな、少し休むか。』そう言うとロイも翔の横に座り休み始めた。
翔『何だろう、これは?』
翔が手に持っていたのは透明で長く平べったい枝みたいなものだった。
ロイ『それはゼリーグリズリーの爪だな。爪が落ちてるって事はこの辺りにいるって事だな。』
そう言うとロイは立ち上がり周りを見回した。
翔『これがゼリーグリズリーの爪か。この爪って何かにつかえるんですか?』
ロイ『その爪は硬くてそのままでは使えないが、火に当てると柔らかくなるから火に当てながら形を整えてネックレスにしたりするらしい。ゼリーグリズリーの爪は一つで大きいやつなら10万位するぞ。』
翔『そんなにするんですか?こんな爪が10万円』
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