月夜のカラス

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少女「私はもう死にたいんです!!」 男「あんたが死ぬのは勝手だが、あんたが死んだ後に残された奴はどうするんだ?必ずあんたが死んだら悲しむ奴が居る。それでも死ぬって言うのか?死んだら今まで当たり前にしてきた事が出来なくなる。しかも自ら命を落とした奴は決して天上界、つまりあんたらで言う天国には決して行けない」 少女「それでも構わないわ!!」 男「チッ…俺は気の強い女だな。出来る事なら今すぐにでもあの世に堕としてやりてぇが仕事柄上、あんたを生かすのが俺の仕事だ。つー訳で死んでもらう訳にはいかねぇのよ」 少女「そんなの私には関係ないわ!!」 琴音「い、一体何が起きてるの??」 琴音が見たその声の主は学校の制服を身にまとった一人の少女と、全身黒ずくめで瞳は深い紫色で髪や服まで全部黒で統一されたまるでカラスの様な少年だった 男「ちったぁ人の事も考えたらどうだ?あんたが死んだら困るのは俺もなんだからよ」 少女「何故貴方が困る必要があるの!?」
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