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男「それは俺が“生かせ屋”だからだ」
琴音「生かせ屋…?なんだろ生かせ屋って…」
男が言うその生かせ屋という名前を初めて聞いた琴音は、全く何かわからず首を傾げた
少女「な、何よそれ!!」
男「頭のわりぃ女だな。さっきのでだいたいの推定しろっつーの。まぁ説明しねぇと始まんねぇ訳だし言うけど、生かせ屋ってのは、自ら死のうとする者を厚生させ生かす職業だ」
少女「そんなの死ぬのは本人の勝手じゃない!!」
男「あぁ勝手だな。だからさっき言っただろ。死ぬのは勝手だけどあんたが死んだら悲しむ奴が居るってな。俺は自ら死んだ奴を何人も見てきた。いくら俺が止めてもな」
少女「だ、だったら何なのよ!!第一こっちは相当な覚悟を決めてする事なのに、ちょっと止められた位でそれを止める訳ないじゃない!!」
男「ちょっとだ?生かせ屋として働く奴の内ちょっとで止めるなんて少なからず居ねぇよ」
少女「だって普通に頼み込むだけじゃない!!」
男「しゃーねぇな。口で言って止めても駄目なら、力使うしかないな」
少女「な、何するきよ!!男が女に」
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