project@1

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「おはよう…‥」 いつものように 低血圧でまだハッキリと 意識のない小さな彼が パジャマ姿で 居間に座る。 「日和先輩♪おはようございます!!」 パタパタと姿を見つけ 飛びつく薫に めもくれず… 「おはよう。…日和、着替えてから…食事だ。ほら、着替えに行こう…?」 ガードするように 日和に被さる肱高。 「…うん…。ひじたかぁ~…だっこ…」 いつもの見慣れた光景。 いつもいつも朝の弱い 日和はこうやって 甘い声で……… まるで 昨日のことを 忘れたかのように… 「………日和!」 感情に任せ、つい 荒い言葉になってしまう ビクッと身体を一瞬 強張らせた日和は ゆっくり俺のほうを 向いた…。 「ゆき……おはよう」 少しぎこちない挨拶 「あ………」 返そうと口を開くが 日和の側の大きな彼が 警戒しているように 日和をかばう…。 「…なんで…」 俺が悪い。 わかってる。 それでも… 人をすきになるのは 間違っているのか?
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