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…………トンットン…
部屋にぎこちない
ノックが響く
すぐわかる
扉の向こうの
愛しい小さな存在
「ユキ…?」
ほらね。
何でもわかるよ…
いつだって側にいたから
ベッドから降りると
扉の前に立つ
「日和…」
扉の向こうにいる
相手の名前…
今…君は
どんな表情をしてるのかな?
やっぱり
俺のこと…嫌いなのかな?
それとも、
早くご飯を食べたいのにって
膨れっ面なのかな?
「ユキ、出てこいよ…。」
ぎこちないのに
真っ直ぐと
言葉がかえってきた…
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