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少し構え有樹に吠えた
肱高も何かを察したように俺をグッと強く抱き、構える
「日和の浮気ものぉっ!」
さっきのあくどい顔と裏腹に
やたら綺麗な顔で泣く
「「「?!」」」
俺も肱高も
振った張本人の薫も
硬直する
…すると、有樹は
まわりの反応に
ムッとした表情をすると
「つまんなーい」
と唇を尖らせた
「いや、お前のテンション乗りづらいよ?」
さらっと突っ込むと
有樹は
頬を膨らまし
呆然としていた
肱高の腕から
俺の体を抱き寄せると
天使のような
悪魔の笑顔を浮かべ
俺を部屋へと
いざなった…。
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