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ある日 忍び足で 誰かが 入ってくる。
フローリングをミシミシと 歩いている。こんな 夜中に誰だ? 「誰?」と聞くと たいてい 子供は自分の名前を言う。
はず…
誰が 入ってきたか 気にしないが 忍び足が 気になった。
「誰…」
数回 聞くが 返事がない。ガラッと 戸を開ける。真っ暗の中 誰もいない。
きのせいか…
と 眠りにつく。
こんなことが 何回あっただろうか…
でも たしかに ミシミシ歩いて回る音がすると 恐怖より 子供が 入ってきたものだと 疑いもせず 話しかける。
「誰?」
たまに 本当に 子供が 夜中に入ってくるが よ~くよく 考えると 子供の物音とは まるで 違うのだ。
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