足音

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「気持ち悪いね~」の次男の言葉に 「気のせいよ」と笑って言ったが たしかに 足音の主がいるようだ。 そのうち 足音がしても 「ま~いいか」と気にもしなくなり 時が 過ぎていく。 ……… よく行くK小料理屋さんのママさんが 霊感が 強く 突然 「初老の女性が あなたを 守っている」と 言うのだ。嬉しい話しである。その女性は 強い力をもち 私を 守っているのだと 言う。 なるほど… 酒の席だし 話し半分に聞いていた。 それから 一週間した頃。うちに 友達が 来た。たいてい友達がくると のんびり 遅くまで いる。友達は 立ち トイレに行くのかと 思いきや 私の部屋へ入り 押し入れを開けたのだ。私は 突然の行動におどろいた。
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