ドラえもんの大人の使用法

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前章に引き続きドラえもんネタです。   皆さんはドラえもんが現代にやってきた理由をご存じだろうか?   のび太の子孫セワシ。彼は遠い未来の世界で貧しい生活を送っていた。なぜこんな生活に困らなければならないのかと調べたところ、祖先であるのび太が生前その怠けぐせでロクに資産も残さなかったことが原因らしい。そこで彼はドラえもんを20世紀に送り、のび太を更正させるよう託したのだった。   現代にやってきた理由は諸説あるようだが、この説はそこそこ有名である。 しかしながらセワシの思惑とは裏腹に、のび太はドラえもんの道具のおかげでますます怠けているような気がするのは気のせいだろうか。 のび太のせいでのび太一族が経済的に不利益を被ることになったわけだが、ドラえもんの登場で果たしてのび太が立派な大人になれるどうかは甚だ疑問である。 だがこのドラえもん。使いようによっては、のび太が立派になるならない関係無く、薔薇色の人生を送ることができるのだ。 そこには当然道具が関わってくる。だが前章で取り上げたもしもボックスをただ使うのは芸が無いので、別のもっとポピュラーな道具を使うことにしよう。   その道具こそ「タイムマシン」である。   周知の通り、時空を超え過去現代未来を自由に行き来することができる優れ物だが、ではどう使えばいいのか。 例えば宝くじ。締め切りを過ぎ、当選番号が発表されたら過去に行き、その当選番号のくじを購入すればよい。いきなり億万長者だ! しかしタイムマシンやタイムスリップを扱う作品では「過去に行き、歴史や現代の状況を変えてしまうような行為はタブー」というものが多い。 だがそれならば、未来に行き当選番号や勝馬が書かれた競馬新聞を買って、現代でくじや馬券を購入すれば大儲け。同様に巨額の資産が毎日変動する株や、社会問題にすらなるようなブーム(ゲーム、おもちゃ、IT関連etc...)のビジネスもこの原理で先に行ってしまえば、もはやのび太は世界経済を牛耳るほどの存在にすらなれる。ビルゲイツなど足元にも及ばない。   つまりドラえもんが行うべきことは、タイムマシンの使い方とどう使えば金儲けできるかを教えるだけでいいのだ。あとはしずかちゃんとのび太がくっつくように仕向けることと、性教育くらいか?   だが、タイムマシンでいちいち色んな時代にいくのはメンドクサイ!とか未来で自分に偶然出くわしたら混乱招いてしまう!とかのび太は言い出しそうだ。 そこで実はもう一ついい道具がある。
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