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オレは男便所を飛び出していった女を追うことをしなかった。
そして覚束ない足取りで506号室を目指す。
やかましい自分の部屋に戻るとジーマを一気に飲み干した。
さらにもう一本、一気飲みしようとしたが、少しだけ飲み残してしまったところで、オレにマイクがまわってきて、ハイテンションでアップテンポな曲のキーを一つだけ上げて、必死に歌い切り、残りのジーマを飲み干して大声で騒いだら、あれは夢だったのかもしれないと思った。
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