二章

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「あ、芥川くーん、机の中のプレゼント見てくれたー?」 そう云われて、机の中に手を突っ込んでみると、‥‥なるほど、机の中に画鋲が幾つかくっ付いていて、手が大きく切れた。 「‥‥‥痛ッ」 其れを仕掛けた彼らは、想い通りのリアクションに大笑いをしている。 が、もう馴れた。つらいとか苦しいとか、そう云う感情はもう無くなったのかもしれない。
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