プロローグ

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見上げた空が突然揺らいだ 気がつけばそこは地上 何が起きたのかはワカラナイ 強烈な痛みとは矛盾するほど体が軽かった それはまるで浮いているような感覚 ふと目線を落としす 不思議な光景に困惑する 自分の姿が見下ろせていた 地面に横たわり だらしなく口を開け 目は恐ろしいほど見開いていて まるで死んでいるような... .. . あれ? え?俺..え? 死んだ..のか..? ..... あぁ.. もう訳がワカラナイ 空を仰げば目の前には高くそびえ立つビルの群れ なるほど.. 理解する.. 確かにここから落ちれば死ぬだろう.. 問題は... 自ら落ちたのか つまり自殺なのか それとも 誰かに... だとしたら誰なのだろうか... .... ... .. . ん? ビルの上に誰かいる! やっぱり落とされたのだろうか... その人影は逃げる事もしなければ 慌てる様子も無く ただ地面を見つめていた 必死に目を凝らす あ... あれは.. 僕の恋人 月島 雪那だった
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