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ガサゴソガサコソ
「うーん・・兄ちゃんに合いそうなのは・・」
生気の抜けた大量の肉体の器・・
正面に見たら嘔吐してしまうような光景・・
そんな事などお構いなしの様にソレを吟味していた・・
まるで家を失った人々が平気でゴミ箱をあさるように・・
「そんな失礼な事
いうなよ・・兄ちゃん・・・
人にはそれぞれ事情がある・・」
言ってねーよ・・
思っただけだよ・・
・・・・
ガサゴソ・・
商人は振り向かない・・・
それ以降は喋りもしなかった・・
・・・
・・
・
「よし、これかな・・」
どうやら器が決まったらしい・・
「ホントに金はいいのかよ・・」
「あぁ・・さっきも言ったろ金なんか意味ないって」
・・・
どうも含みのある言い方ような気がしてならない・・
嫌な予感がした・・
「まぁ・・その代わり・・」
ほらきた・・
やっぱりただより高いモノは無い・・
金で解決出来ない事は以外と多い・・
もし無理矢理解決しようモノなら信じられないくらいの
金がいる・・
「何が条件なんだよ・・」
もちろん俺はそんな大金は無い・・
用件を飲むしかないって事だな・・
「彼女にお詫びする事
なぜ殺されたのかを確認する事・・」
・・・
はぁ・・?
「お詫びって・・」
何を・・・
「だから言ったろ・・
兄ちゃんは彼女に
酷い事して殺されたんだって」
・・ん・・あぁ・・
「だから罪滅ぼししてって事・・」
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