マジョリカ

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私は初めて彼の家に行った。 トトトトッ… …「パーパー?」 可愛い女の子が走って来てハジメの足に抱き着いた。 髪は栗色で軽いカール。瞳はハジメと同じ黒くて少し切れ長。ほっぺはふっくらと桃色に染まっていた。 ハジメ「ただいま。マジョリカ。パパの友達が来てくれたよ。」 マジョリカと呼ばれた女の子はヒョコッと顔を出し、私を見て、顔を隠してしまった。 ハジメ「ご挨拶は?」 マジョリカ「こんにちは。」 ユーイ「こんにちは。お嬢ちゃん?」 マジョリカはニコッと笑ってハジメの手を引いてリビングに促す。 ハジメ「今日は何をしてたんだ?」 マジョリカは一枚の絵をハジメに見せた。 ハジメ「お絵かき?コレはパパとマジョリカ?」 マジョリカ「うんっ!」 ハジメ「ありがとう。あ、ユーイ。そこに座ってて?今飲み物を出すよ。」 マジョリカ「ユーイ?」 ユーイ「私の名前よ?ユーイって呼んでね?」 マジョリカはコクッと頷くと、またハジメの所に走って行った。
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