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「てか、夕菜ちゃんも巻き込まれているんですね💧」
「…私だってやりたかないですよ…。てか、近藤さん。
もう諦めて言い訳考えましょうよ」
ぱっつぁんが哀れみの意味のこもった目を向けてきたのでさらに、帰りたい気持ちが増した。
「言い訳だと⁉夕菜ちゃんは、そんなことを考えるのか⁉」
「大丈夫です。私、言い訳を考えるのと、人を脅すのだけは得意です」
「いや、その特技は必要ねぇーだろ…💧」
「土方さん。結構必要なんですよ?このズルさが…」
「いや、自分でズルって言っちゃってるよ…」
「私のモットーは『鳴かぬなら脅してみようぜホトトギス』
だから」
「いや、そのモットーはおかしいと思うよ、夕菜ちゃん…」
とりあえず、ラチがあかないので、私はこの馬鹿の集団から外れようと思った。
こっそり帰るという手もあるのだが、『働かざるもの食うべからず…。』
働かないと私も生きることが出来ない…。
真選組でお世話になるのだから、恩返しはしたい。
だからこんな馬鹿げた仕事でもきちんと働く。
それが私の決めたルールだから。
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