君は愛してはくれない…

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銀「おはよー、大串君」 そういって銀髪はひらひらと手を振る しかしそれは俺をイラつかせる一つの要因にしかならなかった しかしそんなことを知っているのか否か、銀髪は俺の方に歩いてきた 大事そうに綺麗に包まれた袋を持って… 土「また来たのか…」 銀「あっ…ごめん。忙しいのは分かってんだけど…でも弁当作ってきたからこれでも食べて元気出して」 そういって銀髪は弁当の入った包みを手渡してきた 俺は苛ついている心を表には出さずに無表情で包みを受け取り 土「わりぃな…」 少しでも柔らかくいおうとする しかし無理をしているのだから誤魔化しきれなかった しかし銀髪はそんなことを気にしているのか否か、ニッコリと笑って 銀「明日になったらまた弁当箱取りにくるから…仕事頑張れよ…」 そういって銀髪は屯所をあとにした そして俺は… ドサッ… 土「………」 銀髪から貰った弁当箱の中身を一気にゴミ箱に捨てた……
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