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中学の頃、恋人だったあなたへ
手紙を書きます。
もう随分過去の出来事になってしまいましたね。
あなたにとっては未だに苦しい過去なのかもしれません。
あなたはきっと振り切れないのでいるのでしょう。
優しいあなたは私を傷付けたと苦しんでいませんか。
何度もいいますが、
早く苦しみから解放されてください。
自分のせいだと、
哀しい顔をしないでください。
私はあなたの笑っている顔が大好きです。
本当ならあの頃、
私の恋人だと自慢しまくりだったと思います。
けれどこの国では
それはタブーな恋愛。
弱虫な私は堂々と自慢などできませんでした。
そのハードルの高さが私たちのミゾを深く深くしていってしまったのでしょう。
あなたは私を傷付けたと言うけれど、
それは当たり前なのではないですか
別れにはつきものではないでしょうか。
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