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沖「旦那じゃねぇですかィ…」
不意に後ろから声がかかる
ゆっくりと振り返り…
銀「沖田君……どうしたの?またサボり?」
無理やり笑顔を作って話しかける
沖田君も気付いていなかったのか、普通に話しかけてきた
沖「旦那こそまた土方さんに愛妻弁当ですかィ?お熱いですねィ」
銀「そんなっ…んなわけねぇよ。ついでに作っただけ」
沖「これから俺も屯所に帰りやすけど旦那も一緒にどうですかィ?山崎の野郎が茶ぐらい出しまさァ」
銀「そっ…そんなっ…ジミー君に悪いよ。それにこれから依頼入っちゃっててね」
沖「……そうですかィ…じゃあまた暇なときにでもきてくだせェ」
銀「あぁ…じゃあなー…」
そういって俺は振り返ることなく沖田君にひらひらと手を振った
沖「……俺が気付いてないとでも思ってるんですかィ…」
しかしその声は俺には届かなかった……
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