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更にグサッと来た。
「どうせ今まで一度も彼氏いないですよ」なんていじけてみせる。
キーンコーンカーンコーン
「ヤバっ、ウチら遅刻じゃん!」
「急ごっ!」
アタシ達は、走って「LL教室」へと向かった。
「さいっあく……」
あの英語教師め……。ちょっと遅れたくらいで5点も点数引くなんて、ホント最悪。
イラついたアタシは授業を無視して早い段階からケータイを取り出し、友達とメールをしていた。
『あの英語教師めっちゃウザくない? マジありえないっつーの。だから一生独身なんだし(笑)』
ほとんど待つことなく返信が返ってくる。
『だよねー(笑)』
ってそれだけかよ! と口パクで友達にツッコんだ後、暇を持て余したアタシは校庭でサッカーをしている男子達に目を向けた。
それも飽きて、今度は机に目を向ける。席が後ろの方で教師からも見えにくい位置にあるためか、落書きが所狭しとされていた。
(じゃあ、アタシもなんか書こうかな)
そう思って筆箱からシャーペンを取り出す。
何を書こうか迷っていると、一つの落書きが目に入った。
(なに? Forever……love?)
どういう意味か気になったので横にいる人に訊いてみる。
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