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で結果、
『冗談でしょ? だってリュウの好みのタイプとアタシ、全然違うしね(笑)』
これが一番、誰も傷つかない、そう思って書いた。
次の時間『Forever love』が消えていた。
そしてそこには何度も消しゴムで消したような跡と、
『バレた? いやサチなら引っかかるかなって思ったんだけどな(笑)』
頭にきた。騙されたからなのかどうか分からなかったがとてつもなくムカついた。
だから、少し大きく
『バカ!』
と書いた。
それから、リュウと落書きが交わされることはなかった。
毎回確認したが、書いてあるのはアタシが書いた『バカ!』だけで、リュウからの返答は返ってきていなかった。
そして冬が来た。それでもアタシはあの落書きが忘れられなくて、ついに『バカ!』を消して、毎日帰りに忍び込んではその日あった出来事を日記のように書き込んでいった。
返答はないけど、どれか一つくらいは見てるはずだ。そう思ってただ毎日書いていた。
1ヶ月ほどそれが続いた頃、もう冬休みが目前に迫っていた。
でも関係ない、部活をやっていないアタシは、冬休みでも学校に忍び込んで書くつもりだった。
だけど、その必要はなくなったみたい。
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